もしあなたが中学時代に部活を辞めていたなら、その理由を高校の入学面接の際に聞かれた場合どのように話せばいいのでしょうか?
上手く説明できるか、不安になる方も多いでしょう。
部活を辞める理由は人それぞれで、その影響もまたさまざま。
あなたの伝え方次第では良い印象も与えられますが、言い方を間違ってしまうと悪い印象につながりかねません。
そこでこの記事では、
- 高校の面接で部活を辞めた理由はなんて言えばいい?
- 面接官に部活を辞めた後のことを聞かれた場合
についてお伝えしていきます。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
高校の面接で部活を辞めた理由はなんて言えばいい?
中学校で部活を辞めていた場合その理由は1つではなく、また人によっても変わるでしょう。
そのため、面接官に対して説明をする時は具体的な退部の理由を伝えることが大切です。
以下に、代表的な理由の例を紹介します。
人間関係に悩んでいた
部活の人間関係に悩んで辞めた場合、具体的なトラブルの内容を説明することが大切です。
その際、当時の仲間を貶めたり、面接官にネガティブな印象を与えそうな表現は避けるようにしましょう。
【回答例】
- 当時、部活内での人間関係のトラブルに巻き込まれてしまい、私の精神的な負担が大きくなってしまった結果、部活を辞めることにしました。
- 辞める前には部活を辞めることで失うものが多いのではないか、辞めた後に後悔するのではないか、とも考えましたが、逆に後悔しないよう努力した結果、よりよい自分の目標を見つけることができました。
- 人間関係に悩んで部活を辞めましたが、辞めたことで友達との繋がりがさらに薄くなり、学校生活が少し寂しく感じることはありました。
- しかし、辞めたことで自分自身に向き合う時間を持つことができ、他人を気にしすぎないようになれたので、退部は結果的に自分自身の成長へ繋げられたと実感しています。
- 今後は、さらに自分自身を成長させることができるよう、いろいろなことに前向きな姿勢で取り組みたいと思っています。
部活がつらかった
部活がつらくて辞めてしまった場合は、どんなことをつらくかんじていたのか、その具体的な理由を伝えることが大切です。
ただし、その際にネガティブな言い方は避け、ポジティブな言葉で自分の気持ちを表現するようにしましょう。
【回答例】
- 中学生の時は部活がつらく、辞めることを決意しました。
部活がつらくなった理由は、練習の内容が自分にとっては厳しすぎて、体調や学業に悪影響が出るようになってしまったためです。
- しかし、辞めた後はその時間を学業や自己管理に使い、結果的に自分自身を成長させることができました。
- 高校生活では新たな部活に参加して、自分自身をさらに成長させたいと思っています。
上達できなかった
部活で上達できなくて辞めてしまった場合は、辞めるまでにどう努力したのか、具体的な言葉で伝えることが大切です。
ただし、部活に対する不満や批判的な言葉は避け、自分自身の努力や取り組みにフォーカスした表現を心がけましょう。
【回答例】
- 中学時代の部活では思うように上達できず、自分自身の実力の限界を感じたため、部活を辞めました。
- 部活を辞め、新しい環境に身を置くことでさらに自分自身が成長できると思っていましたが、辞めた後に後悔することも多く、なぜ辞めたのか自分自身を責めることもありました。
- 「辞めたことは、逃げや甘えだったのかもしれない」と思ったこともあります。もっと頑張って努力していれば、さらに上達することができたかもしれません。
- しかし、そう自分で気づけたため、私が部活を辞めたことは決して無駄にはなっておらず、しっかりと自分の経験の糧にできていると感じています。
- 高校入学後は、新たに部活や習い事を始めて、自分自身の成長に繋げていけるよう、何事も前向きに取り組んでいきたいと思っています。
- また、部活を辞めた経験から、自分自身の目標を明確にし、継続的に取り組んでいくことが、なにより自分の成長に繋がることを再認識しました。
他にやりたいことがあった
他にやりたいことがあったため部活を辞めた場合は、そのやりたかったことはどんなことか、またやりたいことをどう達成したのか、具体的に説明することが大切です。
また、達成のためにどのような努力や準備をしてきたのかをしっかり伝えるようにしましょう。
【回答例】
- 中学時代の部活を辞めた理由は、自分自身の時間を有効に使い、新しいことに挑戦したいと思ったからです。私は将来、○○の職に就きたいと思っています。
そのためには、○○に役立つスキル身につけることが大切だと考えました。
- 部活を辞めたことで、◯◯についての勉強の時間をしっかり確保することもできました。高校では、さらに学びを進めて、より自分自身を成長させたいと思っています。
面接官に部活を辞めた後のことを聞かれた場合
面接官に部活を辞めた後どうしていたのかを聞かれた場合、部活を辞めた後も成長するためにさまざまな活動してきたのだということを、しっかりアピールすることが大切です。
まずは、なぜ部活を辞めたのか理由をはっきり答えましょう。
そして、部活を辞めた後にどのような活動をし、どう自分が成長したかを具体的に伝えるようにしましょう。
【回答例】
- 部活を辞めた理由は、自分の時間を有効に使うためでした。その目標を達成するため、部活を辞めた後は読書や試験勉強、新しいスポーツに挑戦するなど、部活動に励んでいた時にはできなかった様々なことにチャレンジしてきました。
それらの経験から、自分自身を成長させることができたと感じています。
- 高校に入った後もさらに自分自身を磨くため、多くのことを学び、新たな将来の目標を達成したいと考えています。
このように、まず結論である「なぜ部活を辞めたのか」という理由から説明を始めることで、より面接官に自分の考えが伝わりやすくなります。
辞めた理由より辞めたあとが大事!
高校入学面接で部活を辞めた理由について聞かれた場合、ごまかしたり、話を逸らしたりせず、なぜ部活を辞めたかその具体的な理由を伝えることが大切です。
部活を辞めただけで、高校入試の面接で不利になることはありません。
自分の言葉で「辞めた後にどう過ごしてきたか」をアピールすることによって、他の受験生よりさらに自分の考えややる気を伝えることもできます。
そして、辞めたあと自分自身がどう成長してきたか、そのために何をどう取り組んできたかについても、言うべきことをまとめておきましょう。
面接官に対してはポジティブな言葉で話し、また今後どうしていきたいかなどの未来への展望も付け加えると、さらによい結果へと近づけるはずです。